続・自動で曲名を取得する方法
前回の記事で、昔リッピングした曲が「オーディオトラック1.mp3」というようなファイル名になっていると書きましたが、この状態から、曲名を自動的にリネームできれば理想的だと思い、やり方を考えてみました。
要は、一連のmp3ファイルから音楽CDの仮想イメージを作成し、CDexのCDDBを利用できれば良い話に思えます。
そのものずばりの機能は、仮想ドライブツールとして有名なDAEMON Tools Liteに備わっているようで、「新規イメージ」の「オーディオCDイメージを作成する」という機能がありました。
ところが、この機能の説明を見ると、「イメージの構成は有料グループイメージエディタにある一つの機能です。’アンロック’をプレスして、イメージエディタをオンに切り替えて、データ或いはオーディオイメージを作成する、イメージファイルを編集して、他のフォーマットに変換するなどができます。」
との記載があり、どうやら$7を支払うことで利用できる、有料の機能のようです。
私は無料でやりたかったので、何か方法がないかと考えました。
ちょとひと手間ですが、一応、曲名をCDDB経由で取得する方法がありましたので、紹介します。
手順は下記の通りです。
使用するソフトウェアは
・CDex
・CD Manipulator
・DAEMON Tools Lite
の3本です。いずれも有名なフリーウェアです。
手順は下記の通りです。
- CDexでmp3からwavファイルに変換する。
- CD Manipulatorでwavファイル群からイメージファイル(bin+cue)を作成する。
- DAEMON Tool Liteで作成したイメージファイルを仮想ドライブとしてマウントする。
- CDexでそのドライブ(DiscSoftVirtualという名前になるようです)を選択し、CDDBから曲名情報を取得する。
- リッピングしたら、元のファイルは削除する。
上記ルーチンで、mp3をwavに変換した後、再度mp3にする場合、理論的には音質面で、若干の劣化があります。
ですので、できるだけ高音質で、という方は曲名を地道に入力するか、ファイルサイズは大きくなりますが、wavファイルのみで管理すれば、上記ルーチンを通しても音質の劣化はありません。